長久手演劇王国Vol.18 日本劇作家協会東海支部プロデュース
Jr.ライト級チャンピオンタイトルマッチ 

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アジア大会 海外3チーム招聘にあたって

三井田 明日香(劇団B級遊撃隊)


今回のアジア大会で海外チームのコーデイネートと韓国語通訳をしています。
「劇王」という言葉も知らなかった海外チームを招聘するにあたって少し個人的な話も交じりますが書かせて頂きます。
 
今回参加してくれる3チームは今までのご縁を大切に決めました。
というのも、名古屋から始まった「劇王」も日本各地で行われ、その名前を知る演劇関係者も 多くなりましたが、海外ではまだ知られていません。
投票で順位が決まるということ、作品ではなく作家に「劇王」という称号が与えられるということに参加に関して、拒否感を持つチームも交渉をする上で正直ありました。
「なぜ審査をされなくてはいけないのか?」
「面白いと思われることが正しい演劇のあり方なのか?」
確かに順位をつけなくてもいいものなのだと思います、演劇というのは。
ただ、「劇王」というものには今回の一等賞を決めるという性質があり、それを楽しむお祭りであると思っています。今回の3チームとは今迄他に仕事を通じての出会いがあり「劇王」の性質を理解した上で、交流をしたいという想いを持って来日してくれる3チームです。 
日本国内の様に地区予選というものが出来る状況ではないので、今迄の個人的な活動で、趣旨に興味、もしくは交流したいという意欲があり、来日を承諾してくれた3チームを招聘することになりました。
東京・池袋で毎年行われるフェステイバルトーキョーと合わせて行われるアジア舞台芸術祭の演出助手に私が初めて参加させていただいたのが4年前。韓国人のスタッフと2年連続で作品を創りました。
その時に主催側で色々助けて下さった生野さん(今回シンガポールチーム通訳)との出会いがあり、シンガポール国内で精力的に活動している団体のTCさんチーム(今回ドラマツルグとして来日)を是非日本に呼びたいということでシンガポールの来日が決まりました。
その時に一緒に作品を創った演出家の知り合いで、小劇場協会の会長であるイムさんとは、札幌で上演される作品の字幕監修をした時に出会いました。
韓国国内での短編フェステイバル等で日本国内の首都圏以外のチームとも交流をしたいというお話を頂いたり、交流の実現化に向けて話をしてきました。
そして、香港から今回出演してくれるアンソンは日本大学芸術学部に留学経験もあり、うちの劇団のボス、佃作品を香港でやりたいということで香港話劇団に招聘していただいた「朝顔」や長久手文化の家で公演した「ぬけがら」の時に語学力だけではなく、尽力してくれた大切な仲間の一人です。
 
普段は千葉県に住んでいるので、公演がある時に名古屋に滞在するだけですが、東京だけではなく、違う地域との交流、というかどこであるとか、国がということを離れて色々な文化や価値観が行き交う出会いの始まりになれば嬉しく思います。
今後、アジア大会が他の国にも広がっていくようなはじまりの大会になることを期待しています。
日本のみなさんと交流し、つなげていきたいと思うチームばかりであり、私もその一端を担えればと思って今回臨ませていただきますので、劇場で興味がおありの方は是非話しかけて頂けたらと思います。

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更新履歴

・ページを更新しました(2017.8.31)
日本劇作家協会東海支部


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